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新開発超高速CNC歯切り盤の成果

新機構ホブ盤の仕様

 新機構ホブ盤の主な仕様は、次表のとおりです。

仕 様 加工可能範囲 仕 様 加工可能範囲
ホブ軸回転数 100~10000rpm X,Z早送り速度 10000mm/min
加工歯数 3~999 機械の床面積 650×960mm
旋回角度 左右45° 重量 750kg
モジュール 0.1~1.0    


得られた精度

 前述のとおりJGMA O級の高精度歯車の加工が可能になりました(現状JGMA 1~2級が限界)

※ 注1:JGMA O級は、熱処理等を施さない状態です。熱処理を実施した場合、精度が低下します。 測定結果例を以下に示します。結果としてJGMA 0級の規格をクリアーしています。


生産性

 簡易プログラムを導入することにより、段取り時間が激減し且つ超高速回転により歯車の加工タクトも短縮でき生産性が飛躍的に向上しました。(従来機の4~5倍)


歯車諸元
歯型 標準並歯
モジュール m0.5
歯数 Z18
圧力角 PA20°
ピッチ円径 φ9
転位量 0
歯先円径 φ10
歯底円径 φ7.75
またぎ歯厚 (3) 3.816
(+0/-0.01)
歯車精度 JGMA 0級
単一噛合 5.6μ
全噛合 16μ
1 測定結果 評価結果
CWfi CWfi CCWfi CCWfi CWfi CWfi CCWfi CCWfi
5μm 8μm 5μm 9μm 0等級 0等級 0等級 0等級





歯形誤差及び歯すじ誤差(歯形測定器による精度評価)

歯形誤差測定

 歯先から歯元における、歯形の最大最小の差を測定したグラフです。結果としてJIS 0級の規格をクリアーしています。



歯すじ誤差測定

 歯面歯すじの正確さを示し、歯厚における、歯すじの最大最小の差を測定したグラフです。 結果としてJIS 0級の規格をクリアーしています。



ピッチ誤差測定

 歯の割り出し精度を示し、歯車の隣接ピッチ誤差と累積ピッチの誤差をグラフ化しました。 結果としてJIS 0級の規格をクリアーしています。


歯溝の振れ誤差測定

 歯溝の位置精度(振れ精度)を示し、歯溝に押し込んだボールの半径方向の位置のバラツキをグラフ化しました。結果としてJIS 0級の規格をクリアーしています。